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半世紀の時を経て2度目の聖火リレーへ【陸上競技協会】

2021.10.05

8月21日に都立葛西臨海公園で行われた東京2020パラリンピック聖火リレーに、足立区陸上競技協会顧問の大兼茂子さんが聖火ランナーとして参加しました。大兼さんは1964年開催の前回の東京オリンピックでも足立区女子隊代表として聖火ランナーを務めており、今回で2度目の参加です。

「1964年の東京オリンピックでは、足立区の聖火リレー女子隊代表として、煙たなびくトーチを持って走りました。陸上競技に励んでいた19歳の時の事です。
東京2020のパラリンピックでは聖火ランナーとして、芸術的なデザインで炎の美しいトーチを持ち、走りました。
コロナ禍の為、公道ではなく、葛西臨海公園が会場となりました。当日は、二人の中学生車いすランナーと共に、三人がそれぞれトーチを掲げ、ゆっくり200mを走り、ゴールでは各自が次走者とトーチキスを行いました。緊張した中にも笑顔のあふれる聖火リレーは、障がい者と健常者が共生する社会であることを感じるもので、大会役員、家族が見守る中無事にその任を果たし、感動的な一日となりました。」

と大兼さんは語りました。半世紀を超えてつないだ聖火は次世代にもつながっていくことでしょう。


1964年東京オリンピックの聖火リレーの様子=先頭でトーチをもっているのが大兼さんです。走っている場所は千住地域にある大踏切のあたりで、街並みや警察官の服装からとても時代の流れを感じます。


2020年東京パラリンピック聖火リレーに臨む大兼さん=76歳になった現在でも陸上大会に出場されていて、なんと今年もやり投げ種目で関東大会に出場しています。まだまだ現役バリバリです!